こんにちは福士です。

ボーイ(黒服)でも一番苦労するのは「キャストの管理」ではないしょうか。

お店の商品であるキャバ嬢も100人いれば100通りの性格があります。

プライドの塊のような女の子から、素直で順応な女の子、情緒不安定になりやすい女の子など・・・様々。

仕事に対してのモチベーションも一人ひとり違いますし

ボーイが発した言葉一つが「活力」になることもあれば

時には「地雷」になることもあります。

それだけデリケートな商品を私たちは扱っているということです。

【女心】というのは男性にとって永遠に分からないテーマなのかもしれません。

今回はそんな“女性の扱い方”について私の経験談を元にご紹介したいと思います。

ぜひボーイ（黒服）だけでなく一般男性にも参考にしてくださいね。

女の子に対しての優しさの意味を履き違えない

当たり前のことではありますが、ボーイ(黒服)はキャバ嬢に対していつも優しく接することが彼女たちのモチベーションを保つためにも大事です。

しかし一見『優しい』と言葉だけだと簡単なように聞こえますが、女性に対しての『優しくさ』の意味を履き違えると女の子に舐められたり、ワガママになります。

では例を挙げてみましょう

キャバ嬢

「あのお客さん嫌いだから席に着きたくない！」

ボーイ

「じゃあ違う女の子を席に着けるから行かなくで大丈夫だよ」

このような場合キャバ嬢に対して、ボーイが放った言葉は優しさでしょうか？

いいえ、違いますよね。

ボーイ

「20分頑張ってみて！無理そうだったら抜いてあげるから」

ボーイ

「盛り上げ担当の○○ちゃんも一緒につけるから一回頑張ってみよう」

上記のような声掛けで本人のモチベーションが下がらないよう背中を押してあげることがボーイの仕事ではないでしょうか。

なぜ嫌いなのか理由を伺うことも良いでしょう。

ですが、女の子に優しくするのと、女の子を甘えさせるのは違います。

似ているようで全く違いますので、今一度女の子に対して適切な優しさで接することができているか確認してみましょう。

自分の発言に責任を持つ

女性は記憶力がいいです。

特に自分の気分を害した発言や気になることを言われるとそれが頭に残ってしばらく忘れることはありません。(そして男は大抵その発言すら忘れてしまいます。笑)

ダメな例を挙げてみましょう

キャバ嬢Ａ

「新規のお客様の連絡先を聞きそびれちゃった・・・」

ボーイ

「連絡先聞けなかったんだ～もったいないね！」

キャバ嬢Ｂ

「先月の売り上げ苦戦しちゃった～」

ボーイ

「えーー！Ｂちゃん今月の売り上げ厳しかったんだね。先月良かったのにね。」

こちらの何がダメだったか分かりますか？

この会話の中できっと女の子は「大丈夫だよ」と言って、励まして欲しかったはずです。

否定から入った言葉はキャバ嬢のモチベーションを下げることになりますし

私たちがふいに言った一言で、ふいに女の子を傷つけてしまういます。

特に責任感の強い子やプライドの高い子であればなおさらです。

ボーイである以上、女の子のモチベーションが下がるような発言(言い方)は辞めましょう。

ではどうような返しが良かったのでしょうか？

先ほどの会話で振り返りましょう。

キャバ嬢Ａ

「新規のお客様の連絡先を聞きそびれちゃった・・・」

ボーイ

「そっか～！新規のお客様の連絡先聞くタイミングって難しいもんね。初めはみんなそうだよ。次また頑張ろう！」

キャバ嬢Ｂ

「先月の売り上げ苦戦しちゃった～」

ボーイ

「Ｂさんでも苦戦するときがあるんですね。でも誰だってそういうときもありますし、Ｂさんなら大丈夫ですよ！応援してます！」

いかがでしょうか。

同じような会話でも女の子を否定せず、会話を進めていると感じませんか？

これだけでも女の子は嫌な気持ちにならずに相談できているはずです。

男性は女の子に対して肯定から入って会話を進めましょう

常日頃から、女の子に対しての発言に意識していれば、自然と頼ってくれたり、相談されるようになると思います。

女の子の小さな変化に気付く

見た目の変化

私もボーイに入りたての頃、キャバ嬢から「髪型変えたんだ～」「いつもと違う雰囲気のドレス着てみたんだ～」と話をされても

心の中では「全然違いが分からない。。。」と思うこともしばしば。笑

男性は美に対して無頓着ですし、正直なところ見た目の変化に気付きにくいですよね・・・

でも女の子はその変化に気付いてくれるとうれしいものです。

「いつもと雰囲気違いますね！！」

この一言だけでも、会話の広がるきっかけになりますし、自然とコミュニケーションが取れるきっかけにもなります。

髪型、メイク、香水、靴など些細な変化に気付いて褒めてもらって嫌な気分になる女の子はいませんので、常日頃からキャバ嬢を観察しておくことも良いかと思います。

心境の変化

女の子の気分は天気のように変わりやすいものです。

そしてその気分を示すかのように表情に心境の変化を出しているときがあります。

言葉には出さなくとも心でアピールしている時のことです。

「言葉で言わずとも顔や雰囲気でアピールしてくる場合」

そんな言われても分かりにくいですよね。

例に挙げてみましょう。

“女の子が分かりやすくため息をつく”

“いつもより元気がない時”など・・・

このような場合、わざわざ声を上げて話を聞いてとは言ってきませんが

内心では「どうしたの？」と周りに聞いて欲しいときがあります。

かといって、ずいずい相手の心に踏み込むような発言はＮＧです。(難しい笑)

ボーイと女の子は適度な距離感が大切なので、キャストとボーイという立場をわきまえる必要はありますが、

そんなときは「なんかいつもより元気がないですね。なんかあったんですか？」

と話掛けてみるのも良いかもしれません。

中には検索されることを嫌がる子もいると思うので、

これは女の子の普段の性格を知っておかなければ難しいでしょう。

ですが、女の子の雰囲気や表情で心境を読み取る意識を普段からしておくことで

キャバ嬢が接客中に雰囲気でボーイに何を訴えているか気付けることも増えるかもしれませんね。

私生活においても、

『女性が嬉しいとき怒っているとき』

『悲しいとき』

『やきもちを妬いているとき』など

様々な場面で気付ける機会も増えるので、モテ要素のひとつかと私は思います。

女の子の話はちゃんと聞いてあげる

これは仕事でも私生活でも言えることですが、女性と話すときは最後まで聞いてあげることが大切だと思います。

正直、女の子の話って長いですよね。笑

しかも男にとってはどうでも良いことがほとんどだったりします。笑

しかしいつも二つ返事で聞いてしまっていると、いつしか女の子は話を振ってくれることをやめます。

ちゃんと話を聞いてくれる＝自分に関心を持っていてくれていると認識し

心を開き、そこに信頼関係が生まれるのです。

ですので、女性の長い話を聞くことは面倒なようでとても大切なことです。

女の子の気持ちに共感してあげる

私も店長時代に、キャストの女の子から相談される機会は多く、いろんなキャバ嬢と話をしましたが、そのほとんどは話を聞く中で「結論決まってない？」と思うような相談でした。

どういうことかというと、

実際は相談している時点で女の子も「だいたいは結論自分はこうしてみたい」ということが決まっているということです。

分かりやすい例に挙げると

キャバ嬢Ｃ

「実は髪の毛を切ろうと悩んでいるんだけど、本当に大丈夫かなぁ。周りは、ロングの方が良いんじゃないって言う人と、切っても似合うって言う人と分かれてて・・やっぱりお客様もロングのほうが好きかな？でも切ったら今まで着れなかったドレスも挑戦できるかなと思って。」

このような場合、あなたならどんな言葉を掛けますか？

私でしたら

「ロングのＣさんも良かったけど、髪を切ったＣさんの新鮮だし似合うと思うよ。

どっちも似合うと思うけど、この機会に挑戦してみるのもいいんじゃない？」

と答えます。

おそらくこのキャバ嬢Ｃさんは相談してきている時点で髪の毛を切ってみたい・・・と思っている。けど、背中を押して欲しかったのだと思います。

あえてロングの可能性を残しつつ、切ることも勧めてみるという感じです。

何を言うか正解はありませんが、会話の中で「本当の答えを求めて相談してきているのか」「答えは決まっているけど相談(というよりは共感を求めている)してきているのか」見極める必要があります。

女の子は共感して欲しい生き物です。

キャバ嬢にとってボーイ(黒服)はいつでも味方であるべきです。

「そうだよね」

「そうなんだ」

「私もそう思うよ」

この共感に使う言葉はかなり使えますので、迷ったときはぜひ活用してくださいね。

いかがでしたか？

【女心と秋の空】といわれるように女性の心はコロコロ変わります。

そんな女性を扱う仕事だからこそボーイも悩むことがたくさんありますが

真剣に向き合い続けていればキャバ嬢たちもきっと一人前のボーイとして頼りにしてくれるようになるでしょう。