こんにちは福士です。

今回はキャバクラでボーイの仕事でもある程度認められたものしかすることができない

【付け回し】について書きたいと思います。

簡単に説明すると

“付け回しというのは来店してくださったお客様のセット時間中に何人か女の子を回転させること。”

一見とても簡単そうに見えるのですが

お客様のタイプ

キャバ嬢のタイプ

お店の混み具合

キャバ嬢のスケジュール(同伴・指名客)

お客様の人数(団体様なのかお一人なのか)

など様々な事を把握し、その場その場の状況によって機転を利かし行わなければ

お客様のクレーム・キャバ嬢からのクレームになるので大変難しい業務になっています。

その反面、慣れてくると大変やりがいを感じられる業務です。

付け回しがうまければ

お店の売り上げは上がり・お客様には喜ばれ・キャバ嬢には感謝されます。

ボーイの力量でお店の売り上げが左右されるとなると責任重大に感じますよね。

ですがだれもが通ってきた道であり、初めから付け回しが上手なボーイなどいませんので安心してください。

初心者のあなたにもいずれ挑戦する付け回しについてご説明させて頂きます＾＾

在籍しているキャバ嬢のタイプを把握しておく

ボーイとして働くうちに、キャバ嬢の接客スタイル、キャバ嬢の性格など分かるようになります。

大型店の場合在籍しているキャバ嬢が多いため、なかなかすべての女の子の把握をすることが厳しいかもしれませんができるだけ顔と名前、特徴など覚えておくと良いでしょう。

私の場合は、なんとなく自分の中でタイプを分け、タイプ別に女の子を振り分けして把握しておくとお客様に女の子も振りやすかったです。

当時私が振り分けていた性格と顔のタイプを参考に表にしてみました↓↓

　　　　　　　　　　　　性格　　　　　　　　　　　　　　　　　　顔

女の子のタイプを把握することで、来店されたお客様にどの女の子と相性が良さそうかイメージしやすくなります。

新規のお客様に「肌の白いおっとりタイプの子お願いね！」なんて唐突に言われても

「あ！それなら○○ちゃんと○○さんにお願いしよう」とすぐ思い浮かぶことができていました。

また、団体客が来たときには仲の良いキャバ嬢同士で席に付け、テーブル全体を盛り上げてもらうこともありました。

キャバ嬢も仕事がしやすく、お客様も楽しんでもらえるので小技で使えると良いでしょう。

フリーのお客様のタイプを探ろう

フリーというのは新規のお客様で指名キャバ嬢がいない状態で来店することです。

(新規の方でもHPなどを見て、初めからキャバ嬢を指名する方も中にはいらっしゃいます)

フリーでの来店ということはこれからお気に入りの女の子を自分のお店で見つけてもらえれば次回の来店に繋がるチャンスがあるということ。

席に着いたキャバ嬢も一生懸命営業してくれます。

フリーのお客様が来店すればセットの時間にもよりますがボーイは最低でも3人～4人の女の子を席に付けます。

席に付けるといっても誰でも良いわけではありません。

ではイメージとしてどのような女の子をつけるのか説明していきましょう。

(あくまで私のやり方ですので参考程度にご覧くださいね。)

安定のある人気嬢をつける

フリーの場合、まずはどのような女の子がいるのかお店のレベルを見ていることが多いので

レギュラー出勤をしていて接客に安定のある女の子をつけます。

場数を踏んでいるキャバ嬢は新規のお客様にも臨機応変に対応できますし、女の子の接客の力もあり、ある程度お客様にお店の雰囲気に馴染んでもらうことができます。

また1人目の女の子を席から抜く場合は、「さっきのお客様どんな感じでした？」と情報をもらい次の女の子に引き継ぐことで、女の子席に着く前にお客様との会話のイメージもしやすくなります。(30代で不動産会社の営業している人ですよなど)

新人をつける

二人目新人の女の子や今日の来店予定のない女の子を席に付けます。

女の子を席に付ける前に、場内指名やドリンクのアドバイスをすると良いかと思います。

新人の女の子は、自分のお客様を持っていないことが多いので新規のお客様に付けて指名客を増やしてもらう狙いがあります。

ナンバーに入っているキャバ嬢を付ける

一人目二人目で場内指名が入っていなければ、最後にお店の人気キャバ嬢を席に付けます。

人気キャバ嬢が指名が被って席に着くことが難しい場合延長ととるのが得意な子を付けることをお勧めします。

人気キャバ嬢や延長取ることが上手な子は、盛り上げ上手でいつのにか自分のペースにお客様を持っていくことができます。

終盤に盛り上がっていそうなタイミングで延長確認にテーブルに向かい、キャバ嬢に延長をおねだりされてそのまま延長・・・という流れです。

お客様のタイプにもよりますし、人間には相性があるので状況を見て、15分程度で抜くこともあれば盛り上がっているときは30分付けることも。

ある程度タイムスケジュールがあり、アプリやシステムを使い、お店側で把握していると思うので、完全にボーイの独断と偏見で決めるお店は少なくなった気はします。

キャバ嬢からのクレーム

ツイッターで付け回しについて検索していると出てくるわ出てくるわボーイの文句・・・

みなさんボーイの付け回しに不満のようですね。

↓以下Twitterより抜粋

付け回しのボーイさんが変わったんだけど、

今年入ってフリーバック1本
場内2本

え、やばない？？？

出勤数少ないとはいえ
これ少な過ぎるでしょ？

私だけのせいじゃないよね？

本当に営業妨害なんだが

本当に相性悪い
この下手くそがっ

— やさぐれキャバ嬢 (@yasagurekyabajo) 2018年3月21日

マジ付け回ししてるボーイほんっっと嫌い💢💢付け回しのセンスないマジ他の人に付け回しさせろよ🖕🖕🖕

— 派遣キャバ嬢やる気5%ちゃん♡ (@haken_kyabajou) 2017年12月2日

今日いつもと違うボーイが付け回ししてるんだけど私全く使われない(笑)
私の事嫌いなんかな(笑)

— クロユリちゃん (@xxmtnxxx) 2018年6月26日

ボーイさんの付け回し方で疲れる度合いが違うなー、、1組が長いのムリ…笑 もっと回してほしい

— えむちゃ (@kawaiiwagamama) 2017年9月3日

付け回し下手くそだと確実に指名取れないからボーイがどれだけその子の事を理解出来ているかも店の売り上げに関わってくると思う

— 夜蝶の集い (@kyabagyo) 2014年5月23日

私も付け回しをしていて思ったのは

お客様の要望だけ一方的に聞けばキャバ嬢が不満を持ち

キャバ嬢の要望だけ一方的に聞いているとお客様は十分なサービスを受けられない

結果的にどちらも百パーセント満足のいく付け回しをすることは難しいと思います。

あくまでお客様優先ですが、女の子に不満を持たれてしまうと仕事のモチベーションに関わってきますよね。

ですので常日頃からキャバ嬢とコミュニケーションを取り、信頼関係を気付くことがとても重要だと思います。

女の子を席に付ける前であればお客様の情報を伝えたり、席から抜いた後は労わりの言葉を一言掛ける事を私は意識していました。

それだけでも女の子が苦手そうな席についてくれたり、ヘルプをお願いしたりと臨機応変に付け回しがしやすかったです。

キャバ嬢の指名が被った場合

キャバ嬢は自分指名の来客予定はある場合、お客様がうまく被らないように来店してもらう時間を調整したり、時間をずらすようお願いしたりします。

しかしふいにお店に遊びに来るお客様やどうしても決められた時間にしか来店できない場合、女の子の指名が被る場合があります。

その場合、ボーイの付けまわしはどうするべきでしょうか？

まず指名のお客様が被った場合、お客様同士が目に付く席には案内しないよう気を付けましょう。

女の子が席に着く時間を把握し、時間配分を行うのもボーイの役目です。

次にヘルプに着く女の子ですが、場の状況を読みながら接客のできる余裕ある女の子や

自分のペースに話を持っていくことの話上手な女の子を席に着けると良いでしょう。

ただ適当にヘルプを付けるとクレームになりかねませんのでご注意くださいね。

最後に

いかがでしたか？

付け回しは奥が深く、コツを掴むのにも一定期間必要な難しい業務です。

しかし、お客様から「良い女の子紹介してくれてありがとう！」といった声や

キャバ嬢から「タイミングよく席着けさせてくれてありがとう！」など感謝の声も頂くことのできるやりがいあるものです。

次回はVol.2ではさらに“付け回し”について掘り下げて書きたいと思います。